VOICE
名城大学付属高校に通っていたこともあり、進学先として名城大学を考えていました。たくさんの学部がある中でも、経済や統計、まちづくりなど幅広い分野を学べる都市情報学部に興味を持ち、進学を決めました。特に印象に残っているのは、3年生の前期に受講した「企業の経済」の授業です。1・2年までの授業とは違い、数式やグラフを使ってデータを分析しながら学ぶ、とても濃厚な内容でした。もちろん難しさもありましたが、その分理解できたときの達成感は大きく、同時に学問を究めることの面白さを感じました。現在は、統計や地域の子育て支援を研究するゼミに所属しています。ゼミのメンバーにも恵まれ、先生の温かい指導のもと、毎回楽しく参加できています。また、1年生から大学祭の実行委員会に所属し、3年生では実行委員長を務めました。企画準備や運営だけでなく、パンフレット作成、企業協賛の交渉など、多岐にわたる業務を経験しました。大学生活の大半をこの活動に費やしましたが、ゼミも実行委員会も、私は「みんなと一緒に何かを成し遂げる」ことが好きなんだということを再認識できた、とても大切な経験であり居場所でした。卒業後は、ハウスメーカーへの就職が決まっています。これまで培ってきたコミュニケーション力を活かし、期待をプレッシャーではなくやりがいに変え、期待以上の成果を出せる人になりたいと考えています。
名城大学の都市情報学部は、幅広い分野を学べることが魅力。特にまちづくりに関わるフィールドワークなどが決め手となりました。高校までは文系の人と関わることが多かったのですが、大学では理系の学生の意見に触れる機会が増え、想像もつかなかった新しい視点を得ることができました。いろいろな視点を持つ人たちと一緒に広く学び、一緒に考えることで、まちを客観的に分析し、関わる人々のつながりを理解できるのだと実感しています。特に印象的だった授業は「評価のOR」です。意思決定の手法について学び、最適な選択をするための論理的・数理的アプローチを習得しました。まちづくりでも日常生活でも、「選択」が迫られる場面はとても多いです。その時に最善かを考える力を養うことができたのが、とても興味深かったです。また、「キャップ野球サークル」の設立にも注力しました。人数の確保や運営の難しさを経験しながらも、仲間と協力し、適切に役割分担することの重要性を学びました。この経験を通じて、組織を動かす難しさとやりがいを実感しました。将来の具体的な目標はまだ模索中ですが、大学院での研究も視野に入れています。最終的には、自分の活動が誰かの現状をより良くすることに貢献できるような仕事に携わりたいと考えています。